2014/04/12

新旧シャーロック対決!

今月のENGLISH JOURNAL、手に取って即買ってしまいました。
特集が「新旧シャーロック対決!」だったんですもん。


取り上げられていたのは、ジェレミー・ブレットと、ベネディクト・カンバーバッチ
(・・・ロバート・ダウニー・Jrは?w)

ジェレミー・ブレットは30年ほど前に作られたシリーズ(グレナダ版)で、原作そっくりのシャーロック・ホームズを演じました。

一方ベネディクト・カンバーバッチは、現代を舞台に移し替えて作られた最近のシリーズ(BBC版)で、シャーロック・ホームズを演じています。


同じ小説を原作としながら、この二つのシリーズが時代設定が100年以上も違っているんです。

当然、その間で英語も変化しますし、ジェレミー・ホームズとベネディクト・ホームズはキャラがずいぶん違うので、言葉遣いも違います。
(英語以外にも、捜査手法も変わっていたり)

んで、具体的にはどういうところが違うのか?というのを扱った特集でした。


特集の中で比較用にピックアップされていたのは「バスカヴィル家の犬」というエピソード。
同じシーンの同じ内容の台詞が、ジェレミー・ホームズでは

"Some people without possessing A have a remarkable power for B."

となっているのに対し、ベネディクト・ホームズでは

"Some people who aren't A have an amazing ability to B."

となっています(AとBには具体的な内容が入りますよ)。
うん、同じ内容じゃん?と思いますけど、前者が書き言葉っぽくて、後者の方が現代の話し言葉風なんだそうです。

ぱっと見で理解しやすいのも、自分が使えそうな表現に近いかなあと思ったのも、私は前者でした。特にwithout possessingとwho aren'tのところ。

自分の英語が実際はどういうニュアンスか、というのをネイティブの人に聞いたことはありませんが、いかにも教科書的な、古めかしい英語を私も使ってるのかもしれません。
まあ英語をアウトプットするので精一杯で、表現を洗練させる余裕なんてないんですけど。


ジェレミー・ホームズは声がいいよね!と記事にあったんですが、ジェレミー・ブレットの声が思い出せず、よくよく考えてみると吹き替えで見てました(;´∀`)

ジェレミー・ブレットは「マイ・フェア・レディ」にも出てたんですね。
英語の勉強を兼ねてまた観てみようと思います。


ところで、ベネディクト・カンバーバッチは昔英語の先生をしていたことがあるそうで(wikipediaには「大学入学前のギャップ・イヤーにチベットの僧院で英語を教え」たとありました。行き先は自分で選んだんだろうか・・・)、「ニュースで英会話」でインタビューを受けた時に英語学習について語っていました。
たしか
  • 言葉だけでなく文化も知ろうとする姿勢が大切
  • 完璧主義に陥らず、今の自分に合った目標を設定する
というようなメッセージだった気がします。
内容もさることながら、ゆっくりはっきりしゃべってくれてるのに感動した覚えがあります。
動画もYouTubeにあった気がするんですが見つかりませんでした・・・。
どこかで見つけたら貼ります。


代わりに見つけたこの動画がかわいかった!
ニコ生(ニコニコ生放送)をご存知ない方に一応書いておきますと、後ろで右から流れてくるコメントは、視聴者がリアルタイムで書き込んでいるものです。

(画像で見るとそれほどでもないですが、表紙のベネディクト・カンバーバッチの眼力がものすごい)