2013/10/27

「Model Graphix(モデルグラフィックス)12月号」

巻頭の艦これ特集を目当てに、Model Graphix(モデグラと略されるらしい)の12月号を買ってしまいました。
模型雑誌を買ったのなんて初めてです。

艦これ白書の時に書きましたが、私が関連本に求めているのは「史実がどう艦娘のデザインや台詞に反映されているのか」ということで、その観点からいくとモデグラ今月号は大満足です!頬ずりしたい!抱きしめたい!

……艦これを始めるまでミリタリーに全く縁がなかった超絶にわかの私ですがw
(でも昔から横須賀や佐世保の風景を見るとテンション上がってたので素地はあった気がします)


特に「おおっ!」と思った特集は、装備についてと、海域・陣形についての話。

装備は私よくわかってなくて、彩雲はT字不利をなくすので便利らしいとwikiで読んだり、数字が大きいほどすごいんだろう、単装より連装の方がすごいんだろう、おっ、これ数値がいっぱい上がる!と直観的に装備してみたりする程度です(主砲積みまくりはロマンがないとは思うけど、どこが無粋なのかいまいち分からない)。

なので、実際の船のモデルと、ゲーム内での装備品の絵の比較は、ふむふむと大変興味深く読めました。
イラストに描かれているものがちゃんと船にのってるのが分かるし、その役割まで説明されているので、艦娘たちに装備させるときに、そのへんを考えながら組み合わせると楽しさが増しそうです。


海域については、実際の世界地図上のエリアと、モデルになったと思われる戦いの考察・解説がされています。
この辺りを史実と合わせて考えたことが今までなく(史実に関して無知というのもありますが)、ステージを進めると、実際の地図上でも行ける範囲が広くなっていることにまず驚き。
各ステージに「これがモデルだろう」と考えられるものがあるという細かさと、あと3-2の駆逐艦縛りにも元ネタがあることにも驚きでした。

私のイメージしていた艦これの世界が、奥行きを増した感じがして、今まで漠然と出撃させていた各海域がちょっとリアルになりました。

とともに、私くらいの認識の人間でも数値を頼りに装備してなんとかなってしまう、艦これのゲームシステムもよく練られていると思います。
また、ちゃんと史実をふまえているということは、ステージやサーバの追加にも元ネタの限りがあるということで、運営さんがこの先どうしていくのかも気になるところです。

陣形に関しても「大砲とかは船の横についてるから単縦陣は火力がすごいんだな?」くらいにしか考えていませんでしたが、そもそも船からしてそんな単純なものじゃないんですね(いつの時代の船を想像してるんだよwと言われてしまいそうです)。

陣形の発達史みたいなものもちらっと触れられているんですけど、これ一つ取っても一冊本が書けてしまうテーマのはず。
このテーマで書こうと思えばけっこうな長さを書けてしまうであろう人が、それをぎゅっとまとめて記事を書いているんだろうなあという感じも、これまた古語でいうところのゆかし。この語り口のもの、もっと読んでみたいです。

海域と陣形のお話はたった2ページですけど、ものすごい濃さの記事でした。


こう言っちゃ失礼だとは思うんですけど、艦これ白書は広い範囲を小綺麗にまとめようとした感があって、全体的に内容が薄めになってしまったように思います。
一方でモデグラは「これを!!!!伝えたい!!!!!」みたいな熱さがあって、ページ数は艦これ白書に比べれば少ないものの(それでも雑誌の特集としては非常にボリューミー)、読みごたえ十分です。

それぞれ目指すものが違うでしょうから一概には比較できませんが、せっかく細部にこだわって作られてるゲームなので、こういう専門誌ならではというか、マニアックな面白さを追求する方が艦これには向いてるんじゃないかなあと思いました。
少なくとも私はその方が好きです。


2013/10/26

「英語で紅茶!」

「ティータイムは大事にしないとネー!」というわけで、最近読んでいるのが「英語で紅茶!」という本です。

例文と会話文がそれぞれ日本語と英語で書かれていて、その中で重要語句を覚えていくという、スタンダードな形式の本。
ですがこの本が面白いのは、紅茶の淹れ方、種類、歴史、アレンジのレシピ等々、文章がすべて紅茶に関するものだということ。

ですから、英語を勉強するとともに、紅茶についても勉強することができます。
そして紅茶特有の表現を学ぶことができる点で、この本は貴重じゃないかと思います。

例えば「紅茶が渋い」「茶葉に香りをつける」「若々しい香り」みたいな表現って、英語を勉強していてもなかなか出てきませんよね。

洋書を読んだり、映画を観たりする中でそういった表現が出てきて、意味が分からなかった場合、辞書を引くか、もやもやしたまま読み進めることになります。
この本でそういう表現を覚えておけば、ちょっと専門的なテーマの洋書を読む時にもハードルが低くなりそうです。
実際の会話の時にも役に立つんじゃないでしょうか。

ただ、一つだけ気になったのは、参考文献として挙げられている本の著者、磯淵猛さんの名前が間違っていること。
他の誤植は許せても、実在の人の名前を間違えるのはちょっと……。



ちなみに、この本はMobile Englishというシリーズの中の1冊です。
Mobile Englishシリーズは、「会話とは本来、自分が話したい話題があって成り立つもの」という考えのもと、紅茶の他にもインディーズ映画、サッカー、メジャーリーグといった色々なテーマで作られているそうです。

何で英会話の本っていうと海外旅行とか留学とか、非日常的なテーマが多いんだろうと思っていたので(確かに英語が必要になる場面としては、このふたつは大きいと思いますが)、身近なテーマで1冊ずつ出すっていうのはすごく面白い試みだと思います。

ですが、残念ながらこのシリーズは絶版になっているようで、古本でしか手に入りません。

また、本だけのものと、CDつきの本、バージョンがふたつ出ているようです。
サイトからCDだけの購入も可能、と本にはありますが、出てから10年経っている本なので、そのサイトはもうありませんでした。

私は本だけのものを買いましたが(CDつきの方はAmazonのマーケットプレイスを見たらめちゃくちゃ高かった……)、発音を聴いてみたい単語やフレーズがたまに出てくるので、もし値段にそれほど差がないのなら、次はCDつきを買いたいなと思います。

本当に面白いシリーズだと思うんですけど、なんで絶版になっちゃったのかなあ。


そういえば艦これでクエストをこなしていたら、家具職人をいただきました。
金剛ちゃんの紅茶セットを!!と思ったんですが、赤い絨毯と組み合わせると、床に直に置かれている紅茶セットが気になってなんか微妙……。
無課金勢には貴重な家具職人なので、よく考えてから使おうと思います。


2013/10/21

3-2突破

3-2突破できました!

けっこうかかりましたけど、2-4よりは短かったです。

2-4では、何回も出撃しては羅針盤に負けて帰ってくる、というサイクルになってしまい、それが精神的きつくて。
そのため、最後のほうは「出撃の時は全員キラキラにして、チャレンジは1日1回のみ」というセルフ縛りを導入していました。

3-2でもボスまでたどり着けず、直前の戦艦で中破になってすごすごと帰るということが多かったのでこの縛りを導入して、また4面の攻略と同時並行で進めることができたのもあって、2-4よりはだいぶ楽でした。


艦これはマイペースに進められるのがいいですね。

ネットゲームってあまりやらないんですけど、仲間と協力プレイ!みたいな感じだと他の人に大きく後れを取ると迷惑をかけそうで苦手なんです。

艦これはゲーム内では完全に個人プレイ(演習やランキングで名前をお見かけすることはありますが)、他の提督の方々とは他の場所でコミュニケーションをとるという形で、これくらいが私にはちょうどいいです。

なので今は灰色になっている「友軍艦隊」が実装されるとどうなるのか、少し怖くもあったりもします。


最近実装された艦のほか、長門さんと翔鶴さんがまだ私のところには来ていません。
新しい艦娘も気になるし、夏にとり損ねた58ちゃんも気になる〜。

ガンガン建造していきたいところですが、秋のイベントも控えているので、ぐっとこらえて資源溜めと、今いる艦娘たちのレベリング中です。

2013/10/20

「艦これ白書」

誤植だらけと噂の艦これ白書、届きました!

結論から言うと、ネットでこきおろされてるほどではないけど、期待していたほどの本でもなかったなあという感じ。

誤植そのものについては、私はそれほど気にならなかったです。
もともと誤植を見つけると、ちょっと嬉しくなってしまう質なので(;´∀`)

「中破これくしょん」の艦種表示が間違っているのはともかく、
実際の船の写真が間違っているのはけっこう大きいミスですから、惜しいなとは思いますけど。


私が「ちょっとこれは……」と思ったのは誤植ではなくて、中身の方です。
誤植がなかったとしても、ちょっと残念なつくりのように思いました。

ゲーム内のイラストの再録は、ゲーム画面では全身や細かいところまではなかなか見られないので嬉しいのですが、設定資料はもうちょっと欲しかったなと思います。

夏のコミケで出ていたスタッフ本「提督の夏休み。」で島風ちゃんのデザインの元ネタが明かされていたというのを聞いて、「公式厚い本」と言うからにはそういう設定画がたくさん載っちゃったりするのでは!と期待していました。
でも実際載っていたのは長門、陸奥、夕張くらいで、それもかなりあっさりしたものでした。

とはいえ、ゲームが出てからわりと最初の方に出るオフィシャルブックとしてはこんなものかという感じもします。ちょっと期待しすぎていたのかなー。


設定資料集的なものはこれから別に出す予定なんでしょうか?
こういう本や雑誌の付録で小出しにされるよりは、ちょっとくらい高くてもいいので、まとめて1冊にして欲しいところです。

史実がどう艦娘のデザインや台詞に反映されているのか、提督の皆さんの考察を読むのも楽しいんですけど、やっぱりオフィシャルな資料も見てみたい!

ゲームはすごく楽しいので、出版元の対応がゲームの方に水をさすことになったりしないことを願います。


それにしてもしばふ絵の地味かわいさったら!
ちとちよ改二の中破絵のような感じが苦手なので(この二人は嫌いじゃないんですけど)、しばふさんの絵に心惹かれます。古語でいうとゆかし!

中破絵といえばですね、艦これ白書を読んでいて、伊勢・日向の改造前の中破絵を集めていないことに気付いてしまいました。
改造できるのが早すぎる(´;ω;`)
演習での中破・大破がカウントされないのも盲点でした。

次にこの二人を入手した時に、忘れずに中破絵も手に入れようと思います。


マケプレに出品されている冊数が切ない……

2013/10/08

「英語となかよくなれる本」

高橋茅香子さんという方の書かれた、「英語となかよくなれる本」を読みました。

「まずは洋書店へでかけよう」「アガサ・クリスティが先生だった」とあるように、主に英語を読むことに関するエッセイ集です。
面白かった!

高橋茅香子さんは翻訳家で、朝日新聞時代は朝日ウイークリー(英語学習者向けの週刊英和新聞)の編集長などを務められたそうです。
そういう背景もあるのかもしれませんが、本を読むのが好きなんだなというのが伝わってきました。

この本の中でも本当に沢山の本が紹介されていて、もれなくすごく面白そう。
片っ端から読みたくなってしまうのですが、ちょっと冷静になって考えてみると、「これは読み切れる自信がないな……」というのがあるので(アメリカの高校の教科書とか)、高橋さんの紹介の仕方もお上手なんだと思います。
「この本ほんと面白いから!私大好きなの!」という本に対する愛情がうかがえます。

洋書の選び方について調べていると、「まずは子供用の易しいものを」という本やサイトが多く、児童書をあまり読まない私としてはこんな感じ(ヽ'ω`)になってしまうのですが(児童書に抵抗がない方にはうってつけの方法なのでしょうけど)、高橋さんのおすすめはそういうのとはちょっと違っていました。

高橋さんのおすすめは
  • 何はともあれ好きなジャンルのもの
  • 旅行用ガイドブック
  • アルマナック(年鑑)
  • 料理本
  • 自分とどこかしら似た人が書いたもの、そういう人が描かれているもの
  • 手紙
  • ハウツー書
  • クロスワードや子供用のドリル
といった感じで、前に自分で書いた洋書の選び方と傾向が似ていて、嬉しくなってしまいました。

英語の旅行用ガイドブックにはロンリー・プラネットが挙げられていましたけど、私もAmazonのウィッシュリストに入れてますw
新しいものだと高いので古いものを買おうかなあ、でも古いと意味ないかなあと躊躇していたんですが、このシリーズは視点が独特らしいので、古くても楽しめそうです。

魚や虫などの日常語を意外と知らない、と以前書きましたが、クロスワードや子供用のドリルにはそういう単語もけっこう出てくるそうです。チワワとか。確かにチワワもスペルは知らない……。

また、そのエントリーでPicture Dictionaryについて触れましたけど、高橋さんもThe Oxford-Duden Pictorial Japanese & English Dictionaryという、大人向けの辞書を使っているそうです。
私はこれの日本語なしバージョンを持っていて、たまにパラパラ見ると楽しいですが、この辞書、かなりマニアックです。船の計器の名前やら楽器のパーツの名前やら。
でもこういう単語って日本語と英語を対応させて知っていた方が役に立ちそうですね。


高橋さんは現在翻訳家をされていて、この本の中で「高校生に英語を教えるなら、一人一人自分の好みにあったテーマで、1冊の翻訳本を仕上げさせたい」とおっしゃっています。

私もそんな授業受けてみたい。自分ならどんな本を選ぶかなあと考えるだけでも楽しいです。
でも実際にやってみようとしたら大変な作業だろうし、それほど長くなくても1冊完成させられたらものすごい達成感だと思います。

この本を通して、英語の本って面白いよ!というのも伝わってきますが、言葉そのもの、またその奥にある文化を大切にされている方なんだなあというのも伝わってきました。


最近洋書を読むエネルギーが出ず、英語に関する日本語の読み物ばかり手に取っていましたが、また洋書に手を出してみようかなーと思います。

2013/10/06

「映画の英語がわかる本」

「映画の英語がわかる本」という本を読みました。

私が最初に買った、参考書や問題集ではない英語の本です。
勉強のための英語じゃなくて、趣味のための英語っていうのもありなんだ、と気付くきっかけになりました。
引越しを経て行方不明になっていたので、この度買い直しましたw

字幕なしで洋画の英語を理解できるようになるための1年計画、というのが主な内容です。

しかし、こう言っては失礼ですが、夏休みの始めに立てる勉強計画といった感じで、これをまともにこなせる人が一体どれほどいるのかちょっと疑問。
(「1000人以上の生徒に英語を教えてきた」と書いてあるんですが、「1000人のうち40%くらいが道半ばにして挫折していく」とも書いてある……。)
私も、前に買った時も実行できませんでしたし、今読み返してみても実行できる気がしません。

というわけで、全体として見ると無理な感じがしてしまうのですが、部分部分で見ると真似してみようと思うポイントは結構ありました。
(後述する英英辞典を使うこと以外、この本の内容はあまり覚えていませんでしたが……。)
  • 英単語は日本語訳ではなくイメージで覚える
  • 英文を理解する時も日本語訳ではなくイメージ(1枚の絵)で
  • リスニングが目的であっても、「読む」「聞く」「話す」「書く」(それに加えて、この本では「考える」)すべてを鍛える
  • アウトプットの練習では、自分で考えて英作文をするのではなく、覚えた表現を使う
  • 一人でスピーキングの練習をするなら「セルフ・トーキング」(独り言)がおすすめ
  • 毎日少しずつ続け、まずは習慣化することを目標にする(習慣化できたら量を増やしていく)
特に最初の「イメージで覚える、理解する」というのは、前に読んだ時は恐らくできていませんでしたが(だからこそこの本を買ったんだと思います)、今はできるようになってきているように思います。


この本の勉強方法では、日本語を介さずイメージで覚えるために、Picture Dictionaryと呼ばれる、子供向けの英英辞典を使います。載っている単語すべてにイラストがついているのだそうです。

簡単な名詞ならわざわざ覚え直さなくてもイメージと結びついてるだろうし、理解しにくい抽象概念が載ってないなら意味ないのでは?と思っていたのですが、Amazonで中身を見てみると前置詞や動詞も例文つきで絵になっていたので、そういう項目を目的に見るなら面白いかもしれません。

でも「りんご」とか「蟻」とかを今更覚え直してもなあと思わなくもない。
同様のコンセプトで、大人の英語学習者向けの本があったらもっと便利なのにと思っていたところ、これまたAmazonで見つけた"Oxford Picture Dictionary"という辞書がわりと近そうです。

私は魚や虫、花のような、身近なものの英語名をほとんど知らないため(そういうのって意外と英語の授業では習わなくないですか?)、日本語併記バージョンが気になっています。辞書なので仕方ありませんが、少し高めなので、機会があったら書店で見てみたいです。


2013/10/01

iPod, iPhoneの再生速度を変える

iPod, iPhoneの再生速度を変える方法です。
精聴していて聞き取れないところをゆっくり聴きたいとか、普通に聴きとれるものを速くして聴いてみたいとかという時に使えると思います。

私が使っているのはiTunesと、iPod nano、iPhone(いずれもけっこう古い)で、この環境でできた方法です。iOSもまだ7にしてません。


設定を「オーディオブック」に変える

  1. iTunesで対象のファイルを選び、ファイル>情報を見る>オプションと進んで「メディアの種類」を「ミュージック」から「オーディオブック」に変えます。
  2. そのファイルをiPodないしiPhoneに転送します。デバイスをつないだ時、オーディオファイルに変換したファイルは「ミュージック」でなく「オーディオブック」または「ブック」のところにあります。
  3. (iPodの場合)ミュージック>オーディオブックと選択してファイルを再生します。真ん中の丸いボタンを長押しすると、再生速度のメニューが出てきます。(Podcastも同様に再生速度を変えられます)
  4. (iPhoneの場合)ミュージック>その他>オーディオブックと選択してファイルを再生します。シークバー右下のボタンで再生速度を変更します。

この方法だと、使うものはiTunesだけでお金もかからず簡単なのはいいですが、iPodやiPhoneでオーディオブックを聴こうとした時、プレイリストが使えないという欠点があります。

特にiPodでは、プレイリストに関係なく、すべてのオーディオブックファイルが名前でソートされてしまうので(多分)、ひとつのプレイリストを連続で聴きたい時には非常に不便。

その時に勉強しているプレイリストだけをオーディオブックにし、他のものはミュージックとして普通に入れておくとまだ使いやすいかもしれません。
また、名前でソートされると順番がバラバラになってしまう場合は、タイトルの最初に数字を順番に入れておくといいと思います。

iPhoneでは、プレイリストではなくアルバムで認識し、トラック名はすべてパート○に置き換えられています。

さらに、この方法だと速度を細かく指定するすることもできません。


アプリを使う

私がアプリに求めたポイントは、
「再生速度が変えられる」
「プレイリストを読み込むことができる」
「アルバム・プレイリストをまとめて再生できる」
の3点。


無料アプリ


残念ながら、無料アプリでこの3点を満たすものは見つかりませんでした。
無料アプリを使うならNHKの「語学プレーヤー」がおすすめです。

このアプリではプレイリストは作れません。
読み込んだファイルがすべて一覧で表示されます。
(アプリに読み込むファイルは選べます。)

ですが動作が軽いですし、再生スピードを上げた時にケロケロしたりもしません。
ただ、もともとがアプリ内で語学講座の教材を販売するために作られたもので、iPhone内のファイルを再生することを目的としているわけではありません。あくまで一機能という感じ。

無料アプリは他にもいくつかダウンロードしてみましたが、1曲ずつしか再生できないものが多い印象。楽器の練習用として作られたものが多いようなので、何曲も連続して聴くというのは想定外なのかもしれません。


有料アプリ


「ミュージックプレイヤー All-in-one」というアプリがおすすめです。私が買った時点では85円でした。
音楽を聞くだけでなく、語学用に使うことも視野に入れて作られたアプリです。

このアプリでは再生画面のトラック名下に5つ並んだボタン、左から2つめのボタンをタップすると再生速度が変えられます。
5秒巻き戻しとか、ディクテーションをしている時に便利な機能もあります。


とはいうものの、このアプリにもよく分からない欠点もあって、それは
  • プレイリストを読み込む際にプレイリストと中身が食い違うものがある
  • プレイリストフォルダを認識せず、プレイリストフォルダの中身すべてが1つのプレイリストとして表示される
プレイリストまわりがごちゃごちゃしてしまって、具体的に何が起きたのかよくわかっていません。何回か削除→インストールを繰り返してみましたが、解決もできてません。
すべてのプレイリストが変になるわけではなく、プレイリストフォルダが怪しいみたいです。

語学以外のプレイリストも同期されてしまうのですが、このアプリ内でプレイリストを作ることができるので、がんばってアプリの方でプレイリストを作り直せばなんとかなる、かも。

というわけで、
  • プレイリストフォルダの階層構造をそのまま使える
  • プレイリストの同期を手動で行える(読み込むプレイリストと、読み込まないプレイリストを自分で決められる)
あたりの機能があればもっといいなあと思いますが、上に挙げた3点は満たしていますし、使えないわけでもないのでひとまずは満足しています。

アプリの説明を読んだ限りでは、このアプリと同じくらいの値段で機能がこのアプリより優れていそうなものは見つけられなかったものの、他の有料アプリを試したわけではないので、もしかしたら他にいいものがあるかもしれません。

私は勉強のためにゆっくり/高速で聴くことは普段あまりないんですけど、高速で何回か聴いた後、普通の速度に戻した時の「なにこれ超ゆっくり!わかりやすい!」っていうちょっとした感動が好きです。